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八月のことば

八月のことば 宗家

吟は誰でも出来る
   また情熱があれば
       誰でも指導者、教場長になれる

たとえば「自分でよく表現できなかったら、会長の指導吟や『岳精』のレコードを聴かせて、一緒に学び吟じたら、それで立派な教場だ!」と続く。昔日、北九州から名古屋へ転勤してひと月も過ぎた頃、北九州の年配の女性会員さんから手紙を頂いた。「・・・教場を作りました!」と、ビックリ驚いた。
真性(しんせい)音痴(おんち)万人(まんにん)に一人いるかいないかであるという。大抵の人は音に不慣れなだけである。しかし、彼女は万人に一人の(かた)だったのだ。紙面では表せないが、吟じ出しから宇宙を彷徨(さまよ)うような吟は別れる時、少しも変らなかった。でも彼女は吟が好きで熱心だった。「・・・先生がよく(前述の事柄を)(おっしゃ)っていたから実行しました。・・・」胸をドギマギさせながら読み進めると最後に「・・・〇〇様に毎週ご支援願っております。」と有り、ホッとした。その秋温習会に招かれた。開会の後、各教場の合吟で始まった。彼女の教場の番になり、彼女は颯爽(さっそう)と先頭に立ち登場した。(どうなるのか!?) 中央に位置した生徒さんが吟じだしをして、立派な合吟となった。心配から安堵になって胸が熱くこみ上げるものがあった。
お世話したり指導する事で、岳精会で吟に親しむ意味もドンと深くなるのだ。その指導者の研修会が、今年も熱海で熱く盛大に開かれる。

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